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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

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■O氏の言っていることにウソはない

 きちんと対面で取材しようと、私はテレビや新聞がO氏の取材を終わったのを見計らい、時間をおいて夕方遅く訪ねた。

「出掛けていて帰りは遅くなると思います」と家人の丁重な言葉に手応えみたいなものを感じた。

 京都市内からはかなり遠いこともあり、門の前で待った。9時を回ったころに帰って来たO氏に声を掛けた。想定通り「さっきみんなに話したでー」と断ってきた。

 新聞と同じ話を聞いても週刊誌は成立しない。「改めて聞きたい」と説得。家に入れてもらい取材はかなった。応接間で対面。雑談も入れながら次第に和み始めたが、話が核心になるとO氏はヒートアップ。そばで聞いていた奥さんが「うちの人の話は京都弁が強く、東京の人にはわかりにくいでしょう」とわかりやすく説明してくれたので助かった。2時間ぐらい取材して市内に戻り、同僚記者と遅い食事をしながらO氏の信憑性を含めた印象を話した。


 テレビの会見だけでは「本当だろうか」と疑う側面もあったが、じっくり話を聞くと、「O氏の言っていることにウソはない」が率直な感想。信頼に値する言葉もあった。

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