深田恭子「ルパンの娘」と「半沢直樹」にエンタメの原点

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 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「視聴率こそ及びませんが、『半沢直樹』とどこか似たものを感じます」と、こう続ける。

「“視聴者に楽しんでほしい”という純粋なエンタメの原点に、演者とスタッフが一丸となっている感じが伝わります。そこにはストーリー展開がどうのとか、役者の演技がどうのといった細かい意見を凌駕するパワーがあります」

 企画・プロデュースの稲葉直人氏は映画「テルマエ・ロマエ」(2013年)で“藤本賞”“エランドール賞”を受賞した名プロデューサー。その「テルマエ・ロマエ」や、「翔んで埼玉」(2019年)を監督した武内秀樹氏が演出を務めている。

「数字につながりやすい医療モノ、事件モノ、恋愛モノ…そういうくくりにないところで“面白いものを追求する”コンビの心意気は、きっと視聴者に刺さるはずです」(前出の亀井徳明氏)

 それもそうかもしれないけれど、20年以上前のドラマ「to Heart 〜恋して死にたい〜」(TBS=1999年)で、「愛はパワーだよっ」と言っていた深キョンが見せる“純”と“色気”に、オジサンはメロメロになっている?

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