「恋する母たち」は女性3人組…なぜ男性はバディーなのか
Sキャラ、Mキャラ、ノーマルキャラなんてパターンもあるだろう。
もっとも「恋する母たち」は、ネット上に〈不倫推奨ドラマですか? 気持ち悪い〉〈母は恋する暇なんてない〉などと登場人物以前に、世界観を全否定する声も少なくない。まあ、それは世代にもよるか。
「女性は3人組、男性だとバディーだったりしますが、男性は女性より単純なので、“白黒”とか“明暗”とか二分するだけで事足りるということもあります。加えて実は制作サイドの“事情”もあるんですよねえ」と、在京キー局関係者はこう明かす。
「かつてのキムタクのように、1人で数字を稼げる“絶対的エース”がいなくなったんです。ひと昔前なら“キムタクドラマ”というだけで視聴率30%なんてこともありましたが、今は望むべくもない。ジャニーズのタレントにしても、保険をかけて2人セットなら2ケタを見込めるかも、となります。それだけ役者が“小粒”になってきたんですよねえ」
言われてみればTBS金曜ドラマ枠は、前々期が綾野剛(38)と星野源(39)の「MIU404」で、前期は山田涼介(27)と田中圭(36)の「キワドい2人―K2―池袋署刑事課 神崎・黒木」と“バディーもの”が続き、今期は女性3人組だ。もちろん、主役級の綾野も星野も山田も田中だって、1人でも客を呼べるだろうが……。