「恋する母たち」は女性3人組…なぜ男性はバディーなのか
〈不倫をした人はボロクソに叩くくせに、不倫ドラマを喜んで見る女子〉――そんなシニカルな意見もある。先月23日から始まったTBS系金曜ドラマ「恋する母たち」の話。
木村佳乃(44)、吉田羊(年齢非公表)、仲里依紗(31)が演じる3人の母親たちの〈心の隙間に入り込む、別の男性との“恋愛”〉を描いたドラマだが、同7日に放送されたスペシャルドラマ「東京タラレバ娘2020」(日本テレビ系)の主要キャストも、いずれも32歳の吉高由里子、榮倉奈々、大島優子という“3人娘”だ。
「女性3人組のドラマというのは昔からままある設定ですね」と、芸能ライターのエリザベス松本氏がこう続ける。
「女性向けのドラマでポイントになるのは、登場人物に自分を重ね合わせられるか、共感できるかです。3人いれば、たとえば恋愛に積極的、消極的、どちらでもないというキャラの書き分けができる。ドラマも作りやすいし、視聴者にとってみれば、3人のうちの誰かに近かったり当てはまったりするので、共感しやすい、ドラマ世界に入り込みやすいというわけです」