著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

マツコはフワちゃんリスペクト?“サシ”トークの意外な展開

公開日: 更新日:

マツコは自分の時代の終わりを感じているのか?

フワちゃんみたいなスターが出てきても、本当のスターにしてあげる協力をテレビができていないと、なんか申し訳ないなーみたいなね。っていう」と、フワちゃんに謝るマツコ。フワちゃんがいずれ「『親の見てぬ間に〇〇TV』っていう番組をやりたい」「親に内緒でちょっと悪いことを教える最初のオトナでありたい」と言い、「すかしっ屁のやり方も私が教えてあげたいし、握りっ屁を初めて教えてあげる大人でありたい」と言うと「そうね、そんな大人いなかったからね。画期的よ」と。「テレビは今、なんでも意味をつけようとするけど、そういうものを破壊してくれる人だと思う」と大絶賛した。

「よく子どもがマネするからやめてくださいって言われるんですけど、私はマネされたい、ウンコとか私のチンコで初めて笑って欲しい」「だって子どもがウンコって言ったりお尻って言っても誰も嫌な気持ちにならないじゃないですか。なのになんで言っちゃいけないかが謎だし」とフワちゃんが言えば、「私はウンコって言葉、本当に好きだもん。ウンコー」とマツコ。コンプライアンスだのなんだのでがんじがらめ、窮屈なテレビ界への不満を吐き出すような雄たけびだった。

 千代の富士が貴花田(貴乃花)に敗れて引退を決意したように、フワちゃんの出現で、マツコも自分の時代の終わりを感じているのだろうか。黒柳徹子の後を継ぐのは、てっきりマツコかと思っていたが、徹子よりマツコの方が先にテレビから消えるかも……。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ