支えは家族「大事にしてるというより僕が依存している」
宮治の支えとなっているのは家族である。おかみさんに10歳の長女と8歳の次女、5歳の長男の5人家族だ。
「僕の両親が自営業で忙しかったので、子供の頃は行楽地や旅行に出掛けた記憶がないんです。いつもおばあちゃんと2人きりで過ごしてたから、家族を持ったら子供に同じ思いをさせたくないと考えていました。僕は夜、いないことがほとんどなので、たまに夕食を一緒に食べる時は必ずパーティーです(笑い)。手巻き寿司やタコ焼きを皆で作ったり、焼き肉、鍋を囲んだりしてます。家族を大事にしてるというより、僕が家族に依存しているんですね。かみさんにしてみたら、子供が4人いるようなもんでしょう」
7年ほど前だったか、宮治があるインタビューで、「家族を幸せにする最短で最適の商売は落語家だと思った」と語っていた。
「そんなこと言ってましたか。確かに、収入が多い、少ないじゃなくて、自分の好きな仕事で稼いでいるわけだから、自分自身が幸せで精神状態がいいので、家の中で家族に当たることがない。そういう意味で家族も幸せにしているのかも知れませんね」