Ado「うっせぇわ」大ヒット ボカロPは「令和の小室哲哉」か
瑛人の「香水」を歌ってみた動画が大人気だったチョコレートプラネットが276万回、粗品(霜降り明星)が396万回など、並じゃない再生回数で話題になった。
2月14日に新曲「ギラギラ」も配信されているが(こちらは約1300万回の再生回数)、Ado側も新曲についてツイッターで「歌ってみた投稿お待ちしております」と書き込んでいる。
今や「歌ってみた動画」は、リスペクトも込められた最高の拡散手法となっている。
■ボカロで切磋琢磨
公式サイトなどによれば、歌唱力に自信を持つAdoは小学校時代からボカロP系の楽曲を自宅のクローゼットで録音してニコニコ動画などに配信していた。
デビュー前から迫力のある神歌には定評はあった。YouTubeで「feat Ado」と検索すれば、同じ楽曲の動画でもAdoが出張(Ado用語でフューチャリングのこと)した動画は再生回数が多いことが分かる。
ボカロとはボーカロイドの略で、人工歌声編集ソフトのことだ。初音ミクが有名だが、人間が真似できないような高音高速な歌声が“中毒性”を生む。このボカロを使って楽曲を作るクリエーターがボカロPである。「うっせぇわ」の楽曲提供者も、Adoがファンと公言するボカロPのsyudou。新曲「ギラギラ」もボカロPの「てにをは」である。