V6解散で注目 「特捜9」井ノ原快彦の双肩にのしかかる重圧
特捜9には井ノ原のほかに、羽田美智子(52)、津田寛治(55)、吹越満(56)、田口浩正(53)といった個性の強い役者がたくさん出演している。圧倒的に突出した存在の渡瀬が座長を務めている時はチームがうまくまとまっていたが、渡瀬の死去後、徐々に足並みの乱れが目立つようになってきたという。
19年には「女性セブン」(7月4日号)が「『特捜9』の14年目の確執現場」という見出しとともに、ドラマのキナ臭い裏側を報じた。それによると、1作目からメガホンをとってきた大御所の監督2人が去り、代わりに入ってきた監督の方針と俳優陣の意向がかみ合わず、津田が打ち上げを欠席したことが大きく取り上げられた。
「確かに『特捜9』の打ち上げは渡瀬さん時代から、出演者もスタッフも団結していてほとんど休む人がいませんでしたから、津田さんが欠席したことは“大事件”のように扱われてしまいました。実際は一触即発みたいな事態ではなく、“少しギクシャクし始めている”という程度でした。それをなんとか修復しようと積極的に動き回っていたのが金丸さんだったのです。心不全で急逝してしまったことを多くの関係者が悼みました。『恐らく、心労がたたったのだろう』と涙を流す人もいました」(ドラマ関係者)
渡瀬に続き、調整役の金丸さんを失ってしまった「特捜9」。井ノ原の双肩には、さらに重いプレッシャーがのしかかることになる。座長として「特捜9」のチームを引っ張っていくことができるか、V6のメンバーそれぞれの“第二の人生”とともに注目が集まりそうだ。