3.11で人間愛を実感 宮城に帰省中の嫁が音信不通になり…

公開日: 更新日:

 木村さんは、僕の噂を聞きつけ、わざわざ僕の連絡先を調べてかけてくれたのです。何て優しい先輩なんだ。僕はお世話になることにしました。すぐにその方から連絡があり、明日にでも車で行ってくれるとのこと。ただ距離があり過ぎる。それでも、会ったこともない僕のために力になりたいと言ってくれたのです。

 翌朝、今日で嫁の状況が分かる、不安も強いけど無事を祈ろう。そう思った直後に、予想外のことが起きました。それはまさかの嫁からの着信。

 おー!! お互い泣いてました。聞くと、電気が止まって、ケータイを充電出来なかったため連絡出来なかったそうです。すぐにスタイリストさんに報告し、嫁にはどうにか東京に戻って来てもらい、4月上旬に無事に娘を出産することが出来ました。つくづく人間の愛を感じました。後日、木村さんには直接お礼を言えましたが、スタイリストさんには言えてません。

 世の中にはさまざまな愛があります。人間愛、自己愛、郷土愛。どの愛も温かいですね。僕は沖縄出身なのですが、沖縄人は郷土愛が強いと言われます。確かに同郷でよく集まります。僕は震災後、ご縁があって具志堅用高会に参加することが出来ました。具志堅さんを囲んで沖縄弁で飲む会は最高です。いろいろ思い出はあるのですが、その中でも印象深かったのは、震災から5年後の会。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末