コロナ禍の潜在的離婚増も後押し?「リコカツ」人気の要因
初回視聴率9.7%と好発進を切った連続ドラマ「リコカツ」(TBS系)。永山瑛太(38)演じる"堅物"な航空自衛隊員・緒原紘一と北川景子(34)演じる"見た目重視"のファッション誌編集者の水口咲がひょんなことから電撃結婚した途端、お互いの性格の不一致が露呈。離婚活動、いわゆる"リコカツ"を進めて行くというストーリーだ。
シリアスとユーモラスが混じり合う軽快なラブコメディーで、視聴者からは〈瑛太の型破りな破天荒キャラが面白すぎる〉〈離婚という重たいテーマがコメディータッチで描かれていて楽しめる〉といった声があがっている。
■リモートワークの普及で”夫婦の時間“が増加
「ドラマの内容が面白いのはもちろん、根底にはコロナ渦における夫婦の在り方の変化がありそうです。リモートワークが普及し、在宅勤務する機会が増えたことにより、夫婦でいる時間も増えた人が多い。"夫のモラハラまがいの発言"や"妻の小言""セックスレス"など、これまでお互いに我慢してきたものが、いよいよ許せなくなった悩みをよく聞きます。経済的な問題もあるのか、今のところ、人口動態統計などの公的資料で離婚率が上昇したというデータの裏付けはありませんが、離婚危機に向かっている夫婦は増えている印象です。『リコカツ』の人気はそうした社会的状況も影響しているのではないでしょうか」(男女問題に詳しいライターの松庭直氏)