乳がん闘病中断だいたひかる「命がけの妊娠報告」の覚悟

公開日: 更新日:

(ジャーナリスト・中西美穂)

 乳がんを患いながらも、長年、不妊治療を続けていただいたひかる(46)が、5月21日、妊娠を発表し、SNS上には祝福の声があふれかえった。

 だいたは「どーでもいいですよー」と歌い出す独特の漫談で2002年にR-1グランプリで優勝。第一線で活躍し続けてきたが、13年にアートディレクターの小泉貴之氏と再婚し、不妊治療に専念してからはテレビで姿を見かける機会は少なくなった。しかし、16年に乳がんを患い、右乳房を全摘したことを公表。乳がん治療に専念するため、不妊治療を一端中断していたが、19年3月に乳がんが再発。定期的に放射線治療を受けてきたが、昨年10月に放射線治療を止め、不妊治療を再開していた。 

 当時の心境について、だいたは「夫の幼少期の写真を見る度にこの人の子どもを産みたいという思いが強まっていった」と、20年10月放送の「バイキングMORE」(フジテレビ系)で語っている。乳がんによるリスクに対しても「死んじゃうかもしれない規模」と不安を滲ませていたが、自分を奮い立たせて「命をかけてでもやってみたい」と自身が40歳のときに凍結した受精卵を胎内に戻す決意を固めたという。

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