田中圭は圧倒的な出演量でも飽きられない “陽キャラ俳優”の職人気質
今や30代俳優の中でエース格と評される俳優・田中圭(36)。15歳で俳優デビューし、これまでに数えきれないくらいの映画・ドラマに出演。同世代の俳優を凌駕してきたが、長らく脇を固める演技派という立ち位置だったため、それほど目立つ存在ではなかった。
■「おっさんずラブ」で状況が一変
その状況が一変したのが、3年前に主演した『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)。以来、第一線を走り続けている。現在公開中の主演映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』の他に、今年中の公開予定映画は3本もある。ドラマも6月21日にスタートしたフジテレビ系"月9"ドラマ『ナイト・ドクター』にも出演。波瑠(30)が主演する夜間救急専門医5人を軸にした青春群像ドラマだ。
「田中が演じているのは、医師として腕は立つものの、無愛想で上から目線、口が悪くてクールな現実主義者という役柄です。20代の他の4人が若手医師の中で、唯一中堅の立場です。年齢的にも演技的にもフレッシュな印象の強い若い4人の中に田中がいるだけで画面がグッと引き締まります。青春群像といいつつ医療系ドラマとして不可欠な緊迫感、重いテーマといった硬派な側面を引き出しています」(民放ドラマ制作関係者)