マリエ枕営業騒動 大物が明かした“情を通じた配役”の実態【上半期エンタメベスト】

公開日: 更新日:

■バーターが使えない弱小プロダクションの飛び道具

「さすがにドラマの主演やバラエティ番組のMCを取るために、所属タレントに枕営業させたなんて話は聞いたことがありません。ドラマの4~5番手の役柄や、バラエティ番組のひな壇の席をめぐって競争原理が働くのです。大手芸能プロだったらこの仕事を押さえるために、所属する売れっ子タレントをバーターにして、知名度の低いタレントをブッキングすればいいわけですが、規模の小さい芸能プロは、売り込みがまさに困難を極めます。もし状況が横一線の状態だったら小さなプロダクションは絶対に大手には勝てません。その最終手段として枕営業という飛び道具が登場してくるわけです。しかし、現実はもしそれで仕事が取れたとしても、大手プロのタレントより下の番手がせいぜいです」(芸能プロ関係者)

 筆者もその昔、大ベテランの大物女優(故人)に人気ドラマのキャスティングについて直に話を聞いたことがある。筆者が「このドラマの成功は絶妙なキャスティングですよね。端役にまで演出家の目が届いているように思います」と、ある新人女優の名前を出したところ、彼女は実に素っ気なく「ああ、あの子ね。(小指を立てながら)プロデューサーのこれなのよ。(芝居は)上手くないけど」と、まさに舞台裏を暴露した。これを正確な意味で枕営業と呼ぶべきか分からない。ただ、こうした“情を通じたキャスティング”は実在する。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  4. 4

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  2. 7

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  3. 8

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  4. 9

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 10

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した