真木よう子は滑舌イマイチでも…「ボイスⅡ」が“五輪ウラ”で健闘できたワケ
ところが、ネットの評判はいま一つ。特に〈事件の描写が凄惨すぎる〉〈真木よう子の滑舌が気になる〉〈唐沢寿明の走り方に老いを感じる〉などを中心に、〈脱落した〉というネガティブな意見の方が優勢だ。
テレビコラムニストの亀井徳明氏は「確かにGP帯にしては“攻めた演出”になっているので、好き嫌いが大きく分かれる作品です」としながらも、五輪ウラで健闘した理由をこう分析する。
「世帯視聴率を支えるのは、テレビをリアルタイムで見るシルバー世代。その世代の中にも〈コロナ禍の五輪は興味ない〉という層も一定数います。もともと“事件モノ”が好きなシルバー世代は、ドラマの細かいツッコミどころは別として、“テンポのいいタイムリミットサスペンス”のノリに、つい見入ってしまうのかもしれません」
7月31日放送の第4話も五輪ウラ。だが、この日最も注目されるであろう男子サッカー「日本」対「ニュージーランド」戦との時間かぶりは回避できた。ネットの評判とは裏腹に、夏ドラマの世帯視聴率レースの“ダークホース”になるかも?