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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

槙原敬之が活動再開…「世界に一つだけの花」の成功体験があるとしたら大間違い

公開日: 更新日:

 次に4月末にジャニーズ事務所を退所した近藤真彦(57)が文化放送のラジオ番組にメッセージを寄せ、ジャニーズ事務所への感謝の気持ちを明らかにした上で、9月末から同局新番組にレギュラー出演することを発表した。彼が本業と語るレース活動と両立できる仕事で復帰ということだ。

 そして、槙原敬之(52)も自身のオフィシャルサイトで活動再開を発表した。こちらに関しては疑問が出てきそうだ。槙原は覚醒剤取締法違反の罪で昨年8月、懲役2年、執行猶予3年の判決を受けた。まだ猶予期間が1年を過ぎたばかり。薬物事犯などの刑法上の有罪が確定した場合、その猶予期間を終えてから復帰するというのが最近の芸能界の流れとなっている。僕は「復帰が早すぎる」とまで言わないが、一般的にはどう考えるだろうかとも思う。

 槙原の場合、1999年にも覚醒剤で執行猶予3年の判決を受け、わずか1年でやはりアルバムを発売した。その3年後には、あの「世界に一つだけの花」(作詞・作曲)で大ヒット復活を果たしている。

 おそらく、その当時の記憶が彼の中にあるのではないだろうか。だが、あの頃とは時代が違っている。最終的な評価は10月発売のアルバムの売り上げにかかっているわけだが、どんな結果になるのか注視していきたい。仮に受け入れられたとしても、甘く考えてほしくはない。「夢よ、もう一度」という言葉が僕の頭の中から離れないのだ。

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