橋下徹氏にも法律家の良心 “居座り”木下都議の除名手続きに「これぐらいのルールでいい」
これに対し、お笑い芸人のカズレーザー(37)が「でも、今回の場合、ずっと病欠しているのに給料が満額支給されているのはおかしいと言われています」と疑問を唱えると、橋下氏はこう返答した。
「給料は減額するようにルールを決めるべきだと、僕も思います。広島の国会議員の河井案里さん(公職選挙法違反で有罪が確定)たちは、裁判中も給料がずっと出ていた。給料はどこかで止めるルールを作るべきだと思いますが、身分を失わせるというのには慎重にならないと、捜査機関や役所が動いたことで、すぐにその議員を排除するのは危険だなと思います」
ナチス・ドイツの戦争犯罪人を裁く様子を描いた映画「ニュールンベルグ裁判」では、裁判長が、被告の元法務大臣に向かって「最初に1人の人権が侵されたとき、ホロコーストが始まった」というセリフが出てくるが、時には暴論もいとわない過激な発言で右派の支持を集める橋下氏にも、法律家の良心が働いたようだ。