NHK紅白歌合戦はすっかりオワコン化…民放が抱える“大晦日共倒れ”の不安
日テレ関係者はさぞ胸をなでおろしたかもしれないが、その裏で深刻なのはNHK紅白の存在意義をも揺るがす凋落ぶりだろう。
「期待されていたOfficial髭男dismの辞退が紅白の“値打ち”を物語っている。だが、それ以上に上白石萌音は確実に朝の連ドラ小説『カムカムエヴリバディ』の番宣絡み。極め付きはKAT-TUNです。大したヒット曲もないままジャニーズ事務所というだけで出場する基準が理解できない。藤井風やKing Gnu、BTSらもっと他に注目すべきアーティストがいたはずなんですが、ソデにされたのでしょう」(音楽関係者)
もう一つ、NHK紅白が若い世代から敬遠されている理由が出場歌手を紅組&白組と男女に分けている点だ。
「このジェンダーフリーの時代に紅白はまさに時代遅れです。NHKとしてはこれまでの『紅組司会』『白組司会』『総合司会』という呼称を廃止。全員が『司会』という呼称にしたんです。それなのに出場歌手は紅白に分かれる。番組の基本構成に矛盾がある」(民放関係者)