NHK紅白の過去最低視聴率に「3つの敗因」 長年培ってきた番組テーマの根幹を自ら覆した
実際にネットの声でも<NHKのSDGsやジェンダーフリーの押し売りはにうんざり><歌を聞かせるだけの昨年の方が良かった>という声も上がっており、また<年配の人は年忘れ日本の歌、若者はネットを見ていたと思う>という声も見受けられた。
■若い世代が演歌に触れる機会を奪ってしまった
「昨年の紅白は若年層を取り込むことを目標にしていましたが、それによってこれまで『必ず紅白を見てくれていた層』が離れてしまい、堅実な視聴率を稼げなくなったことが、低調を招いた3つ目の理由だと思います。紅白は年配の方が若い歌手を知ることができるように、若い世代にとっても演歌に触れることができる貴重な機会でもありました。昔の紅白のように原点回帰するか、番組のあり方そのものを考え直す時期に来ていますね」(前出の音楽関係者)
視聴率を取ることよりも、番組を見た視聴者が「来年も見たい」と思える内容にしていくことをNHKは目指した方がよいのかもしれない。