キンプリとSnow Manの冠番組を比較検証 バラエティー番組での「嵐の後継者」はどっち?
■安定感あるタレントに守られたキンプリ
「『King&Princeる。』はMCはキンプリということになっていますが、番組進行は劇団ひとりが務め、安定感のあるお笑い芸人や女性タレントが脇を固める構図をとっています。キンプリのメンバーたちが王道アイドルという衣装のまま、ムチャブリを検証していく“体を張る”場面もありますが、周りの出演者に盛り立ててもらっている印象は否めません。一方『それSnow Manにやらせて下さい』は衣装もメンバーカラーに応じたつなぎで、MCも最年長の深澤辰哉が務め、毎週ゲストは登場しますが、番組自体はSnow Manがコントロールしています。Snow Manもお笑い芸人のように体を張って笑いを取りに行こうとしていますが、どうしても身内ノリになりやすいのと、キンプリに比べるとメンバーごとの認知度に開きがあるので、そこは課題といえるかもしれません」(コラムニスト・水野詩子氏)
ジャニーズグループによる冠番組は、どうしてもファンしか面白くない“内輪ノリ”になりがちだが、グループとしての面白さを周知させ、更なる人気につなげるチャンスでもある。