読売テレビの情報番組で問題演出発覚 “ドッキリ”ネタで「筆談は時間がかかる」と揶揄

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■24時間テレビに携わる放送局の演出に疑問

 ニセ斎藤はイヤホンをしており、文字を書く内容は同番組レギュラーの立田恭三アナウンサーが指示。その後も虎谷アナと筆談でのやりとりが続くと「前代未聞の筆談トークは超順調!」とテロップが出て、VTRは終始笑いに包まれていたが、この演出に違和感を抱いた視聴者もいたようだ。

「そもそも障害があり筆談をしなければならない人へもっと配慮すべきでした。筆談することに対して『会話にとんでもなく時間がかかる』という表現は揶揄とも受け取れる。普通の会話より筆談に時間がかかることは当然です。しかも読売テレビは日本テレビ系列で、毎年24時間テレビで障害者の方々とさまざまな企画をして向き合い続けているテレビ局です。このような無神経な表現は反省してしかるべき。実際、局やBPOにクレームが入ったと聞いています」(民放関係者)

 日刊ゲンダイは読売テレビに「障害がある人への配慮が足りなかったのではないか」「今回のような演出方法がとられた経緯」について質問。同局からは「有名タレントのそっくりさんが当社アナウンサーをだますという企画演出のため、声でわからないように筆談を行いました。ただ、視聴者から障害者を揶揄するような内容であるとのご批判をいただき、配慮が足りなかったと考えております。さまざまなご意見を参考に今後の番組作りに生かしてまいります」(総合広報部)と回答があった。

 放送前に番組スタッフが今回の筆談の演出を止めることはできなかったのだろうか。

 今年の24時間テレビに、読売テレビがどう関わるのか注目が集まりそうだ。

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