昇也は師匠を見て入門「『楽しそうだね』って言われる落語家になりたい」

公開日: 更新日:

 昇也は落語芸術協会の若手ユニット、「成金」(2019年に解散)のメンバーとしては、最後に真打ち昇進したことになる。

「今でもメンバー全員が、披露興行の宣伝をしてくれてます。浅草演芸ホールには皆さん日替わりで出ていて、成金興行みたいで、心強いですね。とっても面白い番組になってるので、初めて寄席に来るお客さまが寄席にハマる確率が高いと、自信を持って言えます」

 これがユニットの効果というものであろう。真打ちになって、これからどんな落語家を目指すつもりか。

「寄席でも落語でも、『この人を入れておけば安心だ』と思ってもらえるような存在になれればいいですね。それと、『楽しそうだね』って言われる落語家になりたい。師匠が楽しそうに生きてるのを見て、こういう芸人になりたいと思って入門したんですから」

 師匠のように新作落語を演じるつもりはないのか。

「やってみたいとは思いますけど、師匠のセンスは化け物的ですから、とても同じ土俵には立てないとあきらめちゃいました。古典を自分なりに作り替えるのも、師匠みたいにはできません。ですから、師匠が演じていない、これからもやりそうにない噺を選んで、やるようにしてます(笑)。『百年目』とか『子別れ』とか。絶対やりませんから」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フワちゃんは活動休止、男性の体臭批判の女子アナは契約解除…失言続きの和田アキ子はいつまで許される?

  2. 2

    「アッコにおまかせ!」存続危機 都知事選ミスリードで大炎上…和田アキ子には“75歳の壁”が

  3. 3

    中丸雄一「まじっすか不倫」で謹慎!なぜ芸能人は“アパホテル”が好きなのか…密会で利用する4つの理由

  4. 4

    中丸雄一に"共演者キラー"の横顔も…「シューイチ」で妻の笹崎里菜アナも有名女優もゲット

  5. 5

    やす子「暴言トラブル」火消しで“救いの手”も…フワちゃんの言い訳がましい謝罪が“火に油”

  1. 6

    選手村は乱交の温床、衝撃の体験談…今大会コンドーム配布予定数は男性用20万個、女性用2万個!

  2. 7

    中丸雄一「よにのちゃんねる脱退」を求めるファンの声…名物・菊池風磨の“中丸いじり”はもう笑えない

  3. 8

    川合俊一らと男子バレー“御三家”だった井上謙さんは「発達障害の息子のおかげで学んだ」

  4. 9

    自民重鎮の元秘書が「JK性加害」の衝撃!衆院青森3区から出馬表明も、酒乱トラブル続出の過去

  5. 10

    中日・根尾昂は責められない。定石を度外視、一貫性も覚悟もない指揮官の大問題会員限定記事