「ちむどんどん」ご都合主義のストーリー連発! 視聴者は戸惑いの「まさかや~」大合唱
「そこで暢子は就職のためのテストを受けるのですが、暢子の作った沖縄そばを『これが沖縄そばかー』とコックたちは感心しながら食べていました。沖縄移民2世のオーナーが経営するレストランの一流コックたちが沖縄そばを知らないというのも不自然です」(民放テレビドラマディレクター)
さらに下宿先として紹介されたのは沖縄料理店の2階で、そこに逃亡した兄が酔って現れたことで視聴者は「まさかや~」の大合唱。“既視感”に戸惑っている人もいるようだ。
■主人公が北海道から上京してきた「なつぞら」と重なる展開
「3年前に放送された『なつぞら』でも北海道から上京した主人公が飲み屋の2階に下宿しました。北海道編は景色も雄大でストーリー展開も登場人物像も繊細に描かれていましたが、東京に出てきた途端に夜の街のシーンが増え、主人公に都合のいい展開が目立つようになり、脱落者が増えました。あの時と似ています」(弘世一紀氏)
昨年の「おかえりモネ」も宮城県気仙沼出身の主人公が上京してからトーンダウンした。コロナ禍で地方ロケを続けることが困難なため、仕方ない面はあるのだろうが、決して安くはない受信料を払っている側からすると肩透かしを食らっている感じがする。前期放送のNHK朝ドラは大丈夫なのか。