元RAG FAIRおくむら政佳さん 前回参院選出馬も落選「選挙は食うか食われるか、人間模様がむき出し」
東日本大震災の復興支援活動なども行っていたおくむらさんは、昔から政治にも関心が高かったとか。
「2012年に1年間、『日本政策学校』に通い、選挙はその縁で声をかけていただきました。立候補できるタイミングはこの先、そうないなと思い挑戦しましたが、政策と選挙は違う。選挙は食うか食われるかの人間模様がむき出しになるので、本当にしんどかったですね。今、この暑さのなか、それらを背負って戦っている立候補者のみなさんを尊敬します。チラシを配られたり、握手を求められると、つい政治信念に関係なく応じてしまいます(笑)」
■NHK紅白に出場も自宅にはアンテナ端子なし
さて、おくむらさんは筑波大学第一学群自然学類在学中の1999年、結成間もないRAG FAIRにボイパとして参加。01年、メジャーデビューすると、翌年「恋のマイレージ」「Sheサイドストーリー」がヒットしNHK紅白歌合戦に出場するなど人気を博した。
「当時は、中野区江古田の月2万3000円、築50年の風呂なしアパートに住み、紅白に出場していながら、家にはテレビのアンテナ端子がありませんでした(笑)。デビュー前から、フジテレビの『ハモネプリーグ』で人気が出てトントン拍子だったので、引っ越す間もなかったんです」