KDDI大規模障害で「au三太郎」CM消滅危機 …「さんま御殿」など人気番組もピンチ
そんな超優良クライアント企業の“顔”である看板CMの「au(英雄)三太郎シリーズ」が今、存続の危機にあるという情報がまことしやかに囁かれている。
松田翔太(36)の桃太郎、桐谷健太(42)が浦島太郎、さらに濱田岳(34)が金太郎に扮した“三太郎”を中心とした人気シリーズCMに、社内外から“不要論”が浮上しているというのだ。
テレビ関係者を改めて取材してみると、既に“スピンオフ”のドラマ企画や、20年に公開されたアニメバージョンの続編の企画も進行中だという。
「今回の通信障害は3915万回線で被害が出ました。この中には一刻を争う緊急医療要請や現場への緊急出動を要する事故・事件も数多く含まれているといわれます。そんなトラブルも抱えながら、軽妙な笑いを交えたCMを流し続けるのは難しいでしょう」(大手広告代理店関係者)
“三太郎”CM不要論を口にする人の中には、前出の提供番組からも撤退すべきだとの声も上がっている。CM出演者にとっては不安要素だろう。
「ギャランティーだけでなく、7年間続いたこのシリーズは出演している役者たちの大きな武器になっています。CM出演者をドラマに起用することで、局側もKDDIからの高いスポンサー料を期待できますからね」(芸能プロダクション関係者)
年度別好感度のトップに何度も輝いている人気CMの行方とともに、「KDDI」のトップ企業としての真価を問いたい。