著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

ライセンスの“宿題”の出来栄えに「絶対残って行ける!」と確信

公開日: 更新日:

 藤原君と井本君、吉本男前ランキングの上位の常連だったライセンスも今年でコンビ結成26年を迎えました。

 2人はNSC出身ではありませんが、私の生徒です。実はNSC大阪17期生に合格していたにもかかわらず「17いうのがなんか中途半端で行く気にならず、15期生、20期生なら行ってましたね」(藤原)というあいまいな理由で入学を辞退。雑誌の広告で偶然見つけた「105(いちまるご)芸能学園」の1期生として出会いました。

 この芸能学園は大阪で一世を風靡したラジオの深夜放送「鶴瓶 新野のぬかるみの世界」(ラジオ大阪)という番組のパーソナリティーも務められていた放送作家の新野新先生が1996年4月に開校されました。そこへNSCで講師をしていた私を、わざわざ吉本にかけあって承諾を得、講師に招いてくださいました。

 そこにいたのが高校の同級生コンビのライセンス。入学当初からセンスが違い、当時のNSC生と合わせても群を抜いた存在でした。「絶対残って行ける!」と確信したのは、8月に「携帯電話でネタを作る」という“宿題”を出した時のことでした。

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