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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

K-POPは世界を席巻 日本も「男性アイドル」のあり方を考え直す時期に来ている

公開日: 更新日:

■彼らの本心を尊重していたら…

 事務所が彼らの将来を考え芸能界のレールに乗せようという親心の一面もあるが、彼らの本心はどこにあるのか、個々によって違うはずだ。実際、平野は放送中の「クロサギ」に主演。「ポスト・木村拓哉」の可能性もあるのに、俳優よりも米国進出を目指す決意がうかがえる。

 平野のコメントには<海外で活躍できるグループを目指してきましたが、自分の年齢(25)と向き合ったとき、全力で取り組んだとしても、もう遅いと感じてしまい、今回の決断に至りました>と添えられた。アイドルが活動中に本心を語ったのもまれだった。

 BTSに代表される韓国K-POPの世界進出も刺激になっているはずだ。彼らは歌と踊りを極め、世界に通用するまでになった。ジャニー氏の夢を先に実現させてしまったのだ。

 男性アイドル事務所として唯一無二のジャニーズ。志望する子も「アイドルになりたい」という声をよく聞く。K-POPは一貫して「アメリカで通用したい」が志望理由。漠然とした目的ではない。日本も男性アイドルのあり方を考え直す時期に来ているように思う。

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