「英語がまるでダメ」なジャニーズとBTSでは絶対に埋まらない彼我の差
まさに井の中の蛙、大海を知らず。それでも、ファンクラブを抱え、コンサートをやればチケットを買ってくれ、会場では1人約2万円もうちわやファイルといった昔ながらのグッズ代などに落としてくれるというのだから、殿様商売だ。
もっとも、そこも安泰ではなくなるかもしれない。BTSをはじめ、世界にグループを売り出す韓国の芸能事務所「HYBE(ハイブ)」が日本発のグループをプロデュースし、世界を目指すと宣言しているのだ。
「グローバルグループと銘打った『&TEAM(エンティーム)』が12月にデビュー曲をリリースすると発表されています。日本で、男性グループといえばジャニーズの独壇場で、独占状態が当たり前のように続いてきましたけど、これからも続くか、注目ですね。なにしろ、Z世代と呼ばれる10代から20代の若者たちには、ジャニーズだから応援するという意識もなければ、ブランドとしても、影響力があるのか分からない。単純にタレントとして、魅力的な方を選ぶでしょうから」(スポーツ紙芸能記者)
若い世代に人気のキンプリも空中分解、国民的な存在とされたSMAPや嵐のようなグループはもう見当たらない。「年商1000億円」ともいわれるジャニーズ帝国に冷たい秋風が吹き始めた。