著者のコラム一覧
合田典世京都大学大学院 人間・環境学研究科准教授

1978年、香川県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。広島経済大学講師、横浜国立大学准教授を経て、現職。専門は英文学。特技はカラオケとモノマネ。流行にかぶれやすいミーハー体質。

Cocomi&Kōki,に「米語」ではなく「英語」を学ばせた静香・キムタクのしたたかさ

公開日: 更新日:

 ○○姉妹、と聞いて、○○に何を最初に入れるかで、その人の年齢を推測可能かもしれない。叶姉妹、ヒルトン姉妹、こまどり姉妹、阿佐ヶ谷姉妹、ザ・ピーナッツ(?)…と「姉妹」の系譜は長いが、今回話題にしたいのは、かのCocomi(20)&Kōki,(18)姉妹だ。母親の工藤静香(51)のために作った朝ごはんがYahoo!トピックスに上がり、Kōki,の方は某外国ブランドのPR映像で炎上も経験済みで、ミラクルひかる(41)とみかん(37)にしっかりモノマネされて、芸能界のスタメン入りを果たした感がある。

 親の七光りだなんだと叩かれがちな2世タレントだが、彼女たちの武器の一つは「英語ペラペラ」であることだ。インスタグラムのメッセージも英語がメイン。世界で活躍するためには、というかその前に、国内市場掌握のためには、この武器が一番手っ取り早い。ただ「英語ペラペラ」タレント枠で彼女たちが少し違うのは、イギリス英語使いであることだ。 

 戦後の英語教育の影響で、日本人にとっての英語は「米語」であって、だからwaterならワラーみたいにいうのがネイティブ発音と思い込む。一方、イギリス英語は、ご存知の方も多いと思うが、ワラーじゃなくて、ウォーター、アールの巻き舌はなし、綴りもcolour(米color)とかcentre(米center)とか、日本人がイメージしやすい「英語」と少しずつ違う。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」