愛子さまと悠仁さまだけで未来の皇統は大丈夫なのか?
その時は、旧宮家の男子を養子などにして皇室に戻すか、それが不可能なら女系皇族を認めるという二者択一しかない。ただ、旧宮家の男子を皇室に入れるという件では、今も国民の反対が強いのに未来に先送りしてすんなりと決まるとは思えない。旧宮家を戻す件は、男系を重んじるあまり、現在の天皇はだれによって支えられているかということを見失っていることだ。戦前ならともかく、天皇がよって立つのは国民である。18世紀から続いた血の系譜がいきなり別の系譜に変わって、国民が納得すればいいが、そうでなければ国民を二分することになる。これは、都合の悪いことはなんでもかんでも未来に先送りして責任逃れをする政治家のやり方だ。
■安定的な皇位継承には佳子さまの存在が必要
日本の皇室はヨーロッパの王室に比べて男子が生まれる確率は非常に不安定だ。スウェーデン王室やデンマーク王室が、孫の王位継承を取り消して王室をスリム化しているのは、むろん女王を認めていることもあるが、順調に子供たちに恵まれていて安定しているからだろう。それも男子が誕生することが多い。