志垣太郎さんの訃報が他界後9カ月以上経過してからになった理由

公開日: 更新日:

家での呼び方は「とうちゃん」「かあちゃん」

「とうちゃんは、かあちゃんに一目惚れし、6年越しの思いを実らせて結婚したそうです。今も家では仲がよくて、とうちゃんや僕の健康のことは本当に気を使ってくれる」>

 そのとうちゃんの急死をかあちゃんと匠が受け止めることができないのは納得、無理もない。

 おふくろメシを聞くと鶏の唐揚げ。締めくくりはこうだった。

<「僕もとうちゃんもリビングで空揚げが出るのを首を長くして待っていることも多い。とうちゃんはワインやビールを飲みながら」>

 志垣さんは無類の酒好きだった。インタビューコラム「涙と笑いの酒人生」には2度ご登場いただいた。2度の登場は長期連載の中で数えるほど。ちなみに5年前の2度目の時は赤ワインを飲みながら、だった。

 勝新太郎石原裕次郎らスターが健在だった頃に芸能界の酒豪番付では「東小結」。とくに勝新にはかわいがられ、競うようにブランデーを飲んだこともあった。最高は3時間で日本酒を4升半飲んだというから、飲みっぷりは大関か横綱クラスだったかも。

 陽気にグラスを傾ける志垣さんの姿が目に浮かぶようだ。

(文=峯田淳/日刊ゲンダイ

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  4. 4

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  2. 7

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性

  3. 8

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  4. 9

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  5. 10

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった