著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

かつて局アナは花形職だったが…次々と転職する姿にテレビ業界の衰退を見た

公開日: 更新日:

 日本テレビの篠原光アナウンサー(28)が3月いっぱいで退社し、「eスポーツ」(電子ゲーム)のキャスターに転身すると聞いて驚いた。

 まだ20代、まだ若手の男性アナ。帯番組などにレギュラー出演して、これから看板アナになろうかというところのはず。が、考えているうちに、これはテレビ局のアナ職が魅力的な仕事でなくなってしまったのだと気が付いた。いや、テレビだけの仕事は……と言い換えてもいいようにも思う。

 もう十数年前にもなるが、ある在京キー局のトップが社員全員の前で「テレビ業界は衰退産業だ」と言い放ち、そこで仕事をしていた僕はショックを受けたが、その通りになっている。それはアナウンサーの世界でも同様だということだろう。

 こちらは10年近く前、地方局のベテランアナから「アナウンサー募集で以前ほど人が希望してこなくなった」と聞いたことがある。昔は局アナといえば花形の職業で、稼ぎもよく、採用試験には希望者が殺到したものだが、この頃から変わってしまっていた。もちろん、今でも優秀な人材で入社する人もいるのだが、“狭き門”というイメージはなくなっている。それはキー局も例外ではない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動