かつて局アナは花形職だったが…次々と転職する姿にテレビ業界の衰退を見た
今回話題になっている篠原アナは、ゲーム好きとして知られ、ゲーム関連番組も担当していたが、キー局アナよりゲーム関連の仕事を選んだとはまさしく隔世の感だ。
一方、昨年末にTBSのニュースを担当していた国山ハセン(32)はビジネス映像メディアの会社に転職し、タレントとしてもユニクロのCMに出演している。また、「報道ステーション」を担当していた元テレビ朝日の富川悠太(46)もトヨタ自動車に転職。所属ジャーナリストとしてトヨタイムズのCMで、以前にも増して顔を売っている。さらにフリーに転身した元日本テレビの青木源太(39)は、タクシーの中で見られる情報番組やユーチューバーとしても活躍。それぞれ人気アナと言われた人物ばかりが、“転職”を選んでいるのだ。
派手なはずの局アナだったが、今や番組キャスターのほとんどはお笑い芸人やタレントが担っていて働き場がない。若いうちは帯番組のコーナーを担当しても、中堅、ベテランとなるとほとんど出番がないというケースが多い。シフトが空いているからナレーションをやらされるぐらいで、あとは新入社員の指導、もしくは配置換えとなる。
先々のことを考えれば、転職する実力組が増えていく。それもこれもテレビが衰退している一面でしかない。
そして男性アナにも、女子アナにありがちな“賞味期限”ができた。