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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

かつて局アナは花形職だったが…次々と転職する姿にテレビ業界の衰退を見た

公開日: 更新日:

 今回話題になっている篠原アナは、ゲーム好きとして知られ、ゲーム関連番組も担当していたが、キー局アナよりゲーム関連の仕事を選んだとはまさしく隔世の感だ。

 一方、昨年末にTBSのニュースを担当していた国山ハセン(32)はビジネス映像メディアの会社に転職し、タレントとしてもユニクロのCMに出演している。また、「報道ステーション」を担当していた元テレビ朝日富川悠太(46)もトヨタ自動車に転職。所属ジャーナリストとしてトヨタイムズのCMで、以前にも増して顔を売っている。さらにフリーに転身した元日本テレビ青木源太(39)は、タクシーの中で見られる情報番組やユーチューバーとしても活躍。それぞれ人気アナと言われた人物ばかりが、“転職”を選んでいるのだ。

 派手なはずの局アナだったが、今や番組キャスターのほとんどはお笑い芸人やタレントが担っていて働き場がない。若いうちは帯番組のコーナーを担当しても、中堅、ベテランとなるとほとんど出番がないというケースが多い。シフトが空いているからナレーションをやらされるぐらいで、あとは新入社員の指導、もしくは配置換えとなる。

 先々のことを考えれば、転職する実力組が増えていく。それもこれもテレビが衰退している一面でしかない。

 そして男性アナにも、女子アナにありがちな“賞味期限”ができた。

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