米倉涼子がネット配信ドラマにシフトした切実事情 収入増も叶えた「失敗しない女」の賢い選択
昨年は、主役を演じたNetflixオリジナルドラマ「新聞記者」が世界配信。日本アカデミー賞ほか多くの映画賞を受賞した作品のドラマ化とあって話題になり、次の「エンジェルフライト」への布石になった。今後も外資系がバックボーンの世界配信の作品に重きを置くだろうと、エンタメライターの伊藤雅奈子氏はこう分析する。
「日本の連ドラ撮影にありがちな詰め込みスケジュールが肉体的にキツいということもありますが、それ以上に、ギャラの問題が大きいかもしれません。配信系は6~8話で完結するのに対して、連ドラはワンクール10~11話で完結。それでいて、民放より世界一斉配信のほうが制作費も出演料も膨大となれば、費用対効果で選ぶのはネット配信でしょう。また、持病と付き合っていかなければならない米倉さんのような俳優は、世界に名前を売っておく“延命策”を講じてしかるべきです」
俳優としてはスローライフながらも、“CMクイーン”ぶりは健在。楽天モバイルやカフェブランド「コスタコーヒー」、即席ラーメン「マルちゃんzubaaan!」など契約中だ。一方ではモデルとしてのファッションセンスも生かしており、今年は写真家の渞忠之氏×アートブランド「MetropolitanCrossbottle」とのコラボ商品でアートクロスを、モデル仲間のヨンア(37)のオリジナルブランド「COEL」とコラボキャップを発売している。
俳優としてはペースダウンしても、ギャラ減とは無縁。まさに“失敗しない女”が歩む道だ。