(15)「志半ば」でいい! 意欲は“一生もの”にしておかなくちゃ

公開日: 更新日:

 この経験が、仕事であれ、趣味であれ、なにごとにもポジティブに取り組む中尾さんの姿勢につながっているのかもしれない。

「挑戦なんていうと大げさだけど、どんなことでもいいから、新しいことをやってみることですよ。とくに、私たちの世代は。若い人と一緒にやったり、手伝ってもらったりして……。付き合いが同世代ばかりだと新しいことへの好奇心もなくなっていくし、第一、同世代の知り合いは少しずつ数が減っていくわけでしょ、悲しいことだけどそれが現実ですからね。でも、まわりに若い人がいれば、そんなことはない。とにかく楽しいし、勉強にも刺激にもなるし、新しいことへのトライもできる」

 そして、こうつづける。

「よく人が亡くなると“志半ばで……”なんて、悲しいことのようにとらえられることがあるけど、私は全然そうは思わない。生きている間、つねに新しいことにトライしていれば、“志半ば”は当然のことでしょ。ものごとに対する関心とか、なにかをやろうっていう意欲は“一生もの”にしておかなくちゃ。ここで終わりっていうのはないんですよ。逆にいえば、いくつになってもここで終わりって考えちゃいけないんだと思いますよ、私はね」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷はシーズン後半戦、三冠王へまっしぐら ドジャース投壊がむしろ追い風になる理由

  2. 2

    美川憲一「もういいわ」和田アキ子「ありえない」…切り捨てた重鎮に見捨てられたNHK紅白の末路

  3. 3

    オリンピアンの大甘同情論に透ける「特権意識」…血税注ぎ込まれているだけに厳罰必至の当然

  4. 4

    「重圧は言い訳にならない」とバッサリ、体操界レジェンド池谷幸雄氏が語る「エース不在」の影響

  5. 5

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6

    松本人志裁判にA子さんいよいよ出廷か…執拗な尾行と知人弁護士との不倫疑惑に怒り

  2. 7

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  3. 8

    体操界は飲酒喫煙「常態化」の衝撃…かつてスポンサー企業もブチギレていた!

  4. 9

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  5. 10

    尾行、妨害、不倫、元女性誌編集長…松本人志vs文春の裁判がスゴいことになってきた