ジャニーズ社名変更会見は大炎上必至! 9.7謝罪会見は“上から目線”のゴーマン対応が随所に
「質問は1問、撮影は正面からのみ」で報道陣激怒
さらに、記者からの質問は1人1問のみに限定された。企業の危機管理に詳しい危機管理コンサルタントで、社会構想大学院大学の白井邦芳教授も日刊ゲンダイの取材にこう答えていた。
「(この手の会見では)まず前提を聞き、それに対して突っ込んだ質問をするのが普通です。時間をかけて十分に質問に答えるというのであれば、せめて2問以上にしておかないと。“一問一答”は聞いたことがありません。結局、何度も同じ質問を聞かれ、いたずらに時間がかかってしまうばかりで意味がありません」
会場のカメラマンの位置にも疑問符がついた。当初、各社のスチルカメラマンは、最後列のテレビカメラの前に抽選で位置取りさせられ、その30分後に受け付け開始となったペン記者は、受け付け順にその前の記者席に座るよう指示された。その後、スチルカメラマンの移動は一切禁止と説明があった。
ペン記者は最前列で、自前のカメラやスマホで撮影できる。「あっちの方が場所はいいのに、移動禁止とは、おかしいじゃないか!」とスチルカメラマンが激怒。現場では、午後2時の生中継開始直前まで、撮影場所のレイアウトを変更するしないで押し問答が続いていたが、結局、変更されなかった。
「ああいう場合、普通は、壇上に対して最前列がスチルカメラマン、その次がペン記者、一番後ろの高い場所がテレビカメラというのが一般的です。あの並び方は、自民党の党大会とか、官邸の記者会見とかによくあるスタイルですね。また、カメラマンの移動も一切禁止で、真正面からの写真しか撮らせたくなかったんでしょう」(ベテラン報道カメラマン)