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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

吉瀬美智子の豪快泥酔が話題を呼んだが…昔のTV番組の“飲みトーク”はもっとすごかった

公開日: 更新日:

 そもそも、酒を飲みながらのトーク番組は昔からあった。故・やしきたかじんさんがバーのマスターとなって、出演者の本音を引き出す番組もそのひとつ。それよりもっと前、僕がテレビに出始めるきっかけとなったワイドショーの初回放送では、プロ野球の大物選手と有名ゲストを6カ所から結ぶ生中継があった。

 その中に故・勝新太郎さんが酒を飲みながら豪快に話をしているシーンがあったのだが、そこに割り込むように別の場所から出演したのが、妻の中村玉緒さん(84)。

「アンタ、飲み過ぎたらあきまへんで」

 途端に勝さんがおとなしくなったのが、おかしかった。

■歌番組でもブランデーを飲みながら

 それより以前、まだ新聞社のかけ出しだった僕は、NHKの音楽番組の収録を取材したことがある。故・石原裕次郎さんの特番で、裕次郎さんが音楽番組などでブランデーを飲みながら歌っていた。合間にインタビューを直接頼んでみたところ、「もちろんOK」と控室に入れてもらった。裕次郎さんと並んでソファに座りながら話を聞いたのだが、その間、ずっと「飲め、飲め」とブランデーをつがれた。ふと気付けば、僕の後ろにマネジャーや付き人がズラッと並んで立っていて驚かされた。

 もう忘れかけていた記憶だが、吉瀬のおかげで“古き良き時代”をひとしきり思い出した。

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