キングオブコント決勝3回ジグザグジギー「棚橋弘至から褒められてうれしかった!」
池田 10年前の初めての決勝は大先輩ばかりですごく緊張しました。しかも、ネタの瞬間はめちゃめちゃスベりましたからね(笑)。最初の2分、何の笑いも起きなかった。誰の顔も笑ってなかったのを鮮明に覚えてます。
宮澤 僕はいい思い出ではなかった過去は記憶から消すので、ネタ中の光景を覚えてないほど。
■2度目は相方とギスギスした険悪な雰囲気に
池田 その3年後の2度目の決勝は「絶対ウケてやる!」と気持ちが入り過ぎちゃって、当日までネタをブラッシュアップしてたんですよ。「ここのボケはどうしよう」とか細かく。当日は本番前にライブに出してもらってネタを試し、TBSに入ってからもリハーサル室を取ってもらい、出番の2組前までネタ合わせしてたんです。そしたら相方とギスギスした険悪な雰囲気になっちゃって……。そのまま出たら練ったボケも全然ウケず。本番後に僕らの担当ディレクターさんから「もうちょっと仲よくしてくれたら」とか言われてしまいました。
宮澤 池田の方が「ネタをもっとよくしなきゃ」という焦りが強かったのかもしれません。僕は「このままやればいいんじゃないか」と思ったから、気持ちのズレがあったんでしょうね。