「愛は勝つ」KANさんが61歳で死去…“ピアノマン”を蝕んだ「メッケル憩室がん」とは
《がんの中でも非常にまれで、1例の症例報告で論文になることがあるほどです》
《カプセル内視鏡が有効ですが、このがんは前述した通りかなりまれですから、積極的に勧められることはないでしょう。今回、見つかったのは幸運もあると思います》
《それでもへその周りの痛みが続いたら、受診をためらうのはよくありません。KANさんも、「腹痛が数週間継続した」ことが診断につながっていますから》
《がんがある部分を切除すれば治癒も十分可能です。小腸は長いので、20~30センチほど切除しても問題なく、胃がんなどの切除後に見られる体重の極端な減少もありません》
中川氏は《手術後に体力が回復すればライブ活動を再開できると思います》ともつづっていたが、切なる願いは届かず……。
KANさんの公式X(旧ツイッター)は11月7日付の更新が最後。《The Beatles 【NOW AND THEN】(Official Music Video) やっと観た! やぁ…、 いろんなことが素晴らしぎて書き尽くせない。 エンディングも美しいですね》と記している。優れた“ピアノマン”だったKANさんの音楽に対する愛は最後まで勝っていた。