TBSが翻弄された“ジュリーvs飯島”の派閥対立 旧ジャニーズ問題報告書で明らかに
ここで触れられている両者とは、誰のことを指すのか。
「旧ジャニーズ事務所前社長の藤島ジュリー景子さんと、新しい地図のマネジメントを行うCULEN代表の飯島三智さんを指しているのは明らかです。デビュー当時鳴かず飛ばずだったSMAPを人気グループに育てた飯島さんは、ジャニーさんに次期社長候補と認められるほどの実力者で、テレビの制作現場にも発言力がありました。片や創業家のジュリーさんはジャニーさん亡き後、母親のメリー喜多川さんの後継者と見られていて、内外でライバル視されていました」(芸能ライター)
この両者の雌雄が決したのが、「週刊文春」(2015年1月29日号)のメリー氏の独占インタビューだった。
■派閥対立から生まれた圧力と忖度
「メリーさんが放った『私はジュリーを残します。飯島を辞めさせます』という発言は、業界内外に大きな衝撃を与えました」(前出・芸能ライター)
この一件で、飯島氏は16年1月にジャニーズ事務所を去り、SMAP解散騒動へと繋がっていく。飯島氏は17年7月に、稲垣吾郎(49)、草彅剛(49)、香取慎吾(46)の所属事務所であるCULENを設立するが、人気者だった3人がジャニーズ事務所から移籍後、しばらくテレビ出演が叶わない時期が続いたのは周知のとおりだ。