アンジャッシュ渡部建には賛否…やらかし芸能人「覆面」で地上波復帰はアリか、反則技か?
いまだ厳しい声は多いが、元芸能記者でネットニュース評論家のシャンパーニュ佐々木氏は、今回の渡部の出演が妙な可能性を示してしまっていると指摘する。
「TKOの木下隆行と木本武宏もかつてスキャンダルを起こした身ですが、今年の11月24日深夜放送の『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』で放送地域の少ないテレビ東京系ながら地上波復帰を果たしており、渡部よりもひと足先に『顔出し出演』を許可された存在ですから、今回のコントは渡部のための舞台でした。要は、いまだ批判が絶えない『やらかし芸能人』を地上波の全国放送に復帰させるために覆面という苦肉の策を使ったわけで、ある程度の賛意が出た以上、視聴者の怒りがきちんと収まるまで、“仮免許”ではありませんが別の番組においても渡部に覆面を被せるというのはありなのでは?」
一方で佐々木氏は、「覆面効果」の副作用を懸念する。
「前例ができてしまった以上、やらかし芸能人たちに覆面を被せて復帰を急ぐという安易な手法が定着しかねません。今回のコントで渡部はしきりにコンプライアンスの遵守を訴えていましたが、『覆面での復帰』がテレビ業界のコンプライアンスを緩める結果になってはいけないでしょう」
渡部には率先して、テレビ業界の綱紀粛正に努めてもらいたいものである。