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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

冬ドラマは原田泰造「おっさんのパンツ」がイチ押し、次点は真島秀和「居酒屋新幹線」

公開日: 更新日:

 何も考えずに楽しめるのは真島秀和主演「#居酒屋新幹線2」(TBS系)。2021年に放送され今回は第2弾。真島演じる高宮進は、いぶき損保内部監査室に勤務するサラリーマン。出張が多く、見繕ったご当地グルメと地酒を帰りの新幹線の中で味わうのが密かな楽しみというもの。東京駅に到着するまでのわずかな時間を充実させるため、ランチョンマットから箸に取り皿、コップなども持参する徹底ぶり。隣の席にこんなおっさんがいたら迷惑だろうなと思いつつ、許されるなら自分もやってみたいと思わせる魅力的なシチュエーションだ。毎回、おいしそうな肴を見つける嗅覚に感心する。

 このドラマもだが、今期ドラマは「2」がつくものが多い。山下智久主演「正直不動産2」(NHK)や5年前に社会現象を巻き起こしたBLドラマ「おっさんずラブ-リターンズ-」(テレビ朝日系)などもある。

 他に木梨憲武の「春になったら」(フジ系)や反町隆史の「グレイトギフト」(テレ朝系)、玉木宏の「ジャンヌの裁き」(テレビ東京系)、桐谷健太の「院内警察」(フジ系)など。

 私の本命、西島秀俊芦田愛菜が親子を演じる「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」と宮藤官九郎脚本、阿部サダヲ主演「不適切にもほどがある!」(ともにTBS系)はこれから始まる。

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