阿部サダヲ「不適切にもほどがある!」が今期NO.1に躍り出たのは“ミュージカルシーン”のおかげ
逆転現象が起こりつつあるらしい。前出のエリザベス松本氏がこう言う。
「今の時代の生き方や息苦しさについて、みんなが考え、意見を述べ合うきっかけとなっているドラマ。まさに第1話の歌詞にあった《話し合いましょう たとえ分かり合えなくても》が実践されているんですよね。視聴中は楽しくて笑う。けれど視聴後は心に何かが残り、誰かと話したくなる。そんな作品です。あと、阿部さんの歌声が抜群に艶っぽいので、ぜひ最後まで歌を聴かせてほしいです!」
脚本の宮藤は、劇中のミュージカルシーンについて「作曲、レコーディング、振付、リハーサル、あまりにコスパが悪いんです」「6話まではやります」と自身の連載で語ったというが、もはや視聴者はミュージカルシーンなしでは物足りなくなっている。出演者と制作サイドは大変だろうが、ぜひ今のスタイルを貫いてほしい。