NHK朝ドラ「虎に翼」に“幼少期シーンなし”の是非 ドラマ深みを増すために必要? そもそも前座扱い?
女優・伊藤沙莉(29)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」の放送が、1日からスタートし、幼少期シーンがないことで賛否が巻き起こっている。今作は日本初の女性弁護士で、後に裁判官になった実在の三淵嘉子氏をモチーフにした物語。第1話から伊藤が演じ、女学生の制服に身を包んだ猪爪寅子として登場している。
朝ドラといえば、主人公の幼少期をしっかりと描くシーンからスタートする作品がほとんど。2022年度後期「舞いあがれ!」や23年度前期「らんまん」でも、たっぷりと話数を使い、幼少期シーンが放送された。視聴者からは《幼少期パートからのスタートだと正直とっかかりづらい。いつも早く大人にならないかなと思いながら序盤を見てきた》という声もあったが、今作は1話から幼少期のシーンがないため、「テンポが良く飽きずに見られる」という高評価が目立つ。
その一方で、《幼少期がないと、その後のセリフの説得力に欠ける》という声もある。「朝ドラに幼少期のシーンは必要ない」派と、「主人公のバックボーンを知ることでその後の活躍する過程に深みが増す」派で意見が分かれているようだ。