「警察密着24時!!」不適切内容で即打ち切り、社長減給…テレ東の厳重&迅速対応は大正解だった
どういうことか。
「警察という国家の重要なポジションを扱うにあたり、事実確認をしっかりしなかったことは非常に問題です。不起訴になっていたことは調べればすぐわかったはず。再現シーンについても、本来であれば“イメージ映像”などとしっかり明記しておくべきだった。最近はテレビの世界でも、ステルスマーケティング的な手法などが“不正競争防止法違反ではないか”などと指摘を受けることもあります。コマーシャルの世界でも、視聴者には誤解を与えないように丁寧にやっているんです。社会の公器であるテレビが、ドキュメンタリーの形をとって放送することで、視聴者はそうした検証を経たものと思って見ています。誤解や誤認を誘発した今回の事案はとても看過できず、事態は深刻だと言えます」
つまりテレ東はことの重大さを重々理解した上での厳しい対応に踏み切ったというわけだ。「セクシー田中さん」問題で批判を浴びている日本テレビとは対照的である。