朝ドラ「虎に翼」ウラの見所~“カウンセラー”星航一(岡田将生)、ちぐはぐぶりがチャーミングだった件

公開日: 更新日:
コクハク

NHK朝ドラ「虎に翼」~第16週「女やもめに花が咲く?」#79

【朝ドラのツボ!】

 父親の話が聞きたいと言う優未(竹澤咲子)に、寅子(伊藤沙莉)は優三(仲野太賀)の話をすることができない。寅子は航一(岡田将生)の言葉から、自分が優三の死を受け止めきれていなかったことに気付く。

 また、どうしても人と関わることを諦めきれない寅子は、帰り道に出会った高瀬(望月歩)に声をかける。


【読まれています】【写真特集】ピーンチ!岡田将生さんの超レアびっくり顔!!

【本日のツボ】

カウンセラー航一、誕生!
 ※※以下、ネタバレあります※※

「死を知るのと受け入れるのは違います」。高瀬の行動について語るなかで、航一は高瀬が兄の死を受け入れていないのでは、と分析。「事実にフタをしなければ生きていけない人もいます」と。

 それを聞いていた寅子は、杉田次郎(田口浩正)弁護士退出後、航一に「自分の話をされているようでした」と言い、自分も娘に夫のことを話せないと打ち明けます。

 さらに「娘との間に大きな溝ができてしまって…。だから、溝を埋められるのであれば、話したくはないけど話せるようにはなりたいといいますか」と悩みまで打ち明けることに。

 そんな寅子に、「僕はどちらかと言えば溝を自ら作るタチです。でも、佐田さんは溝を埋めようと必死にもがいてる。とんでもなく諦めが悪いですね」と声をかけました。

 何を言ってるんだこの人は? という微妙な表情の寅子に、「あっ、すみません。褒めたつもりでした」と航一。分析には長けていますが、言葉選びは不得手なのかもしれません。もっとも、そのちょっとハズした感がチャーミングなのですが。

岡田将生も2代目古畑任三郎の候補に…!
 話は変わって、昨今の再放送以来、2代目古畑任三郎は誰? という記事を時折見かけますが、岡田将生も候補に上げたいと思いました。

 美しさでも昭和の田村正和にひけをとることはないでしょう。岡田将生に理路整然と詰め寄ってもらいたいです。


(桧山珠美/TVコラムニスト)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    メッキ剥がれた石丸旋風…「女こども」発言に批判殺到!選挙中に実像を封印した大手メディアの罪

  2. 2

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  3. 3

    都知事選敗北の蓮舫氏が苦しい胸中を吐露 「水に落ちた犬は打て」とばかり叩くテレビ報道の醜悪

  4. 4

    東国原英夫氏は大絶賛から手のひら返し…石丸伸二氏"バッシング"を安芸高田市長時代からの支持者はどう見る?

  5. 5

    都知事選落選の蓮舫氏を「集団いじめ」…TVメディアの執拗なバッシングはいつまで続く

  1. 6

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  3. 8

    ソフトバンク「格差トレード」断行の真意 高卒ドラ3を放出、29歳育成選手を獲ったワケ

  4. 9

    “卓球の女王”石川佳純をどう育てたのか…父親の公久さん「怒ったことは一度もありません」

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方