いいリハビリ病院を見分けるには看護師が重要なのはなぜか
「先生、私のおじいちゃんは脳卒中で亡くなったんです。その時、私は中学生で、どんどん弱っていくおじいちゃんに何もできなくて、つらくて……。それで看護師になったんです。どう頑張ったら、おじいちゃんを良くしてあげられる看護師になれるでしょうか」
当院で働いている看護師=リハビリナースの入職時の言葉です。いい回復期病院には、いいリハビリナースがいます。その条件は、「それぞれの患者さんの毎日のリハビリ治療を一日一日、気持ちよく支える方法」を理解していることです。それには3つのポイントが求められます。
1つ目は「気持ちのいい挨拶と笑顔」が基本です。リハビリナースは、患者さんに気持ちのいい挨拶と笑顔を提供することで、患者さんが元気になることをわかっています。2つ目は、「担当の患者さんの健康管理ができること」です。これは再発予防や全身管理に必須です。3つ目は、「患者さんの障害度を評価して、患者さんに寄り添いつつ、その障害を一緒に改善すること」です。これにより、患者さんを回復させていくのがリハビリナースなのです。