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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

櫻井翔、塚地武雅、二宮和也…夏ドラマのキャスティング「ベスト&ワースト」は?

公開日: 更新日:

性別不詳の塚地武雅「新宿野戦病院」

「新宿野戦病院」(フジテレビ系)で看護師長・堀井を演じている塚地武雅もいい。これまで性別不詳として描かれていたが、7日放送のラスト、母(藤田弓子)と花火大会を観賞するシーンで完全に男になっていた。それまでのフェミニンな振る舞いは何だったのかと思ったら、公式Xが14日放送の第7話では、堀井の「ジェンダーについての描写やそれに関するシーンがございます」と。来週はその謎が解き明かされるもよう。最近、やらなくなったが、塚地版「裸の大将」もよく似合っていた。また、おにぎりを頬張る塚地が見たくなってきた。

■存在があまりに軽い二宮和也「ブラックペアン」

 ワーストは「ブラックペアン2」(TBS系)の二宮和也で決まり。世界的天才外科医ねえ。軽くて見ていられない。段田安則とか内野聖陽とかうまい俳優が揃っているだけに。4日の放送回ではゲストの恵俊彰の方がうまく見えた。

 とはいえ、ニノのドラマが夏の視聴率ナンバーワン。一体、どうなってんだか。

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