真田広之がエミー賞受賞で師匠超え 次の野望“俳優学校”設立で思い出す千葉真一さんの苦い失敗

公開日: 更新日:

「千葉さんの没後3年目に、ハリウッドで千葉さんを上回る功績を遺した真田が次に挑もうとしているのが、かつて千葉さんが失敗し、トラブルに発展したハリウッドスターの育成学校です。真田が千葉さんの二の舞にならないのかという声も上がっています」(前出の映画関係者)

■数々のトラブルで学校閉鎖に追い込まれる

 千葉さんは2008年に、ハリウッド俳優を養成するための学校「サウザンリーヴス・ハリウッド」を京都で開校している。だが、09年1月に、学校にまつわるさまざまなトラブルが報じられた。
 
「学校の実質的オーナーが経営する会社がファンドを組んで15億円集めたものの、そのうちの8億円が消えたことで、オーナーは出資法違反容疑で刑事告訴されました。さらに、生徒募集に千葉さんが映画『キル・ビル』で親しくなったクエンティン・タランティーノやNHK大河ドラマ『風林火山』で共演した歌舞伎俳優の市川亀治郎(のちの市川猿之助)の名前を無断で使用していたことが明らかになっています」(週刊誌記者)

 結局、学校は閉鎖に追い込まれているが、千葉さんは当時暮らしていた東京・月島のマンションの家賃未払い等で、金銭苦に陥っていたことも明るみになった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動