蒔田彩珠は“この役なら変われる”と奮起して「富永蒼」役をゲット
「御上先生」(TBS系)の女子生徒役の中で存在感が際立っているのが、若手演技派の蒔田彩珠だ。
彼女が演じる富永蒼は、奥平大兼が演じている幼なじみの神崎拓斗のことが心配で、教室の斜め前の席から、いつも目で追う。第2話でクラスメートの議論に無関心を装う神崎に対し、「ほんとうに思ってる? 別にって」と投げかけるシーンは、彼女の演技力の高さが出ていて印象的だった。
蒔田彩珠は2002年8月7日生まれ、神奈川県出身。7歳で子役として活動を始め、是枝裕和が演出した12年放送のドラマ「ゴーイングマイホーム」(カンテレ・フジテレビ系)で阿部寛の娘役を好演。その後も「重版出来!」「妻、小学生になる。」(ともにTBS系)、今作にも出演中の高石あかりと共演した主演ドラマ「わたしの一番最悪なともだち」(NHK)などで、ずばぬけた演技力を見せてきた。
今回演じている富永は明るく活発なキャラクターであり、落ち着いた役を演じることが多かった彼女のイメージとは違う。
何度か彼女にインタビューしたことがあるが、普段の蒔田彩珠は富永に通じる親しみやすさや積極性を持っている。