サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説
かくして「ずっと一緒にいよう」とプロポーズし、1982年に結婚。東京プリンスホテルでの挙式披露宴でふたりは神輿に乗って登場したことで知られる。会場で「いとしのエリー」の大合唱となったとき、桑田は「いとしのユウコ」と歌い、原が感涙したエピソードのも有名だ。音楽評論家の岩田由記夫が「なんで原坊なの?」と質問したところ、白い小石を拾って渡し、こう答えたそうだ。
「ほとんどの女性は、俺がこうやって何でもない小石を拾って渡しても、キョトンとするだけだと思うんです。でもハラボーは違うんです。俺がこうやって小石を渡す。すると彼女は、桑田さんがくれたものなら、何か絶対に意味がある。そう思って、小石を大切に持ってくれる人なんですね。世の中に多くの女性がいても、小石を大切に持っていてくれるのはハラボーだけなんです」
桑田の「いとしのユウコ」は結婚から43年たった現在も、響いているようだ。
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今も愛され続けるサザンオールスターズだが、それとは対照的な出来事が起きてしまった。関連記事【もっと読む】大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ…では、大友康平に浴びせられた罵声について伝えている。